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採用事例・インタビュー記事

国内外約15拠点で活用し、CO₂削減を実現

国内外約15拠点で活用し、CO₂削減を実現

株式会社IHI様では「資源・エネルギー・環境」「社会基盤」「産業システム・汎用機械」「航空・宇宙・防衛」と幅広い製品群を提供しています。その国内外の多くの拠点でPUSHLOGやFALCONNECTを活用し、取得した情報をカーボンニュートラル実現に向けた活動に役立てていただいています。

タッチパネルの遠隔操作

PUSHLOGで在庫管理、設備管理をカイゼン

トヨタ自動車様では、PUSHLOGを活用してさまざまな現場データを収集・活用することで業務改善につなげており、今後の全社展開も見据えて導入が進んでいます。エンジンを製造する上郷工場では、部品在庫管理と設備監視にPUSHLOGを活用し、目に見える効果が現れはじめています。

システム構成・お役立ち情報

PLCのリモートメンテナンス

PLCのリモートメンテナンス

セキュア接続機能を使ってPLCのプログラムを遠隔からモニタすることができます。遠隔からの設定転送・書き込みによりリモートメンテナンスを実現できます。

タッチパネルの遠隔操作

タッチパネルの遠隔操作

タッチパネルの画面をVNC機能を使って遠隔から監視することができます。画面操作やアラームクリアなどの操作も可能です。

製造ラインのデータ収集

製造ラインのデータ収集

遠隔監視機能を使ってラインの各設備からデータ収集できます。ダッシュボードを自作し、管理することも可能です。

乾燥機の温度を遠隔から監視

乾燥機の温度を遠隔から
監視

乾燥機の温度監視によりオペレータは遠隔で乾燥状態を監視することができます。また、メッキ洗浄ラインのプロセス監視では、簡単にph情報をクラウドに保存することができます。

株式会社DMC　白河工場

恒温槽の温度監視

恒温槽の温度監視

恒温槽に取り付けた温度センサのデータを収集。複数の温度センサを設置すれば、恒温槽内の温度のバラつきを「見える化」でき、製造データとして、クラウド上に保存することができます。

測定データの保存と異常監視

測定データの保存と異常監視

PLCで制御している設備に後付けすれば、測定データを保存することができます。NG品が発生した場合には、メールで異常を通知することも可能です。

ポンプ用モータの運転状態監視

ポンプ用モータの運転状態監視

定期的な点検を必要とするモータを、遠隔監視することで、適切なタイミングでメンテナンスできるようになります。定期点検の手間を削減することで、トータルでのコストダウンが可能です。

浄水場の遠隔監視

浄水場の遠隔監視

浄水場の水位データを、簡単に監視することができます。携帯回線を使用しているため、通信エリアが広く、比較的電波が届きにくい地域でも初期投資を抑えて、遠隔監視を実現できます。

IHI 株式会社IHI様での
採用事例紹介

国内外約15拠点で活用し、
エネルギーの見える化や
CO₂削減を実現

株式会社IHI様では「資源・エネルギー・環境」「社会基盤」「産業システム・汎用機械」「航空・宇宙・防衛」と幅広い製品群を提供しています。その国内外の多くの拠点でPUSHLOGやFALCONNECTを活用し、取得した情報をカーボンニュートラル実現に向けた活動に役立てていただいています。

今回は、IHIグループにおける情報システム部門ともいえる、高度情報マネジメント統括本部デジタル基盤部共通システムグループ主査村川孟様、アシスタントマネージャー野村明生様にお話を伺いました。

株式会社IHI
高度情報マネジメント統括本部
デジタル基盤部共通システムグループ
アシスタントマネージャー 野村明生様（左）、主査 村川孟様（右）

事例のポイント

  • 多くの選択肢から比較検討、「すぐに使える」感覚が持てる程の簡単設定
  • 既存システムと共存し、複数拠点データの一元管理を実現
  • マレーシアを起点に、海外拠点を含むグローバルにも展開へ

導入状況

PUSHLOGやFALCONNECTをどのように活用しているのか教えていただけますか？

IHIは相生工場（兵庫県）を起点に多数の拠点で、PUSHLOGやFALCONNECTを活用してクラウド上での電力監視を行っています。
国内拠点だけではなく、マレーシアなど海外拠点でも活用し、現在では国内外合わせて約15拠点に導入が完了している状態で、今後も順次展開を予定しています。私たち全社のデジタル基盤を支援するIT部門と、工場を持つ各拠点が連携しながら、現場の実情にあわせて実装を進めています。PUSHLOGとFALCONNECTは、接続台数や用途に応じて適宜使い分けしています。

PUSHLOG
なぜこの様な取り組みを始められたのでしょうか？

「カーボンニュートラルの実現」という、大きな課題の存在があります。IHIは国内外に多くの拠点を持ち、生産品目も多岐に渡り、管理もそれぞれの工場が創意工夫をしながら行っています。
一方で、カーボンニュートラルの実現のためには、各拠点に存在する多くの情報を、簡単に収集・管理できる仕組みが必要です。そうした仕組みを模索する中で、IoTプラットフォームを提供する「SORACOM」との打ち合わせにおいてGUGENのPUSHLOGやFALCONNECTを知り、導入の検討が始まりました。

PUSHLOG/FALCONNECT
採用の理由

数ある「IoTプラットフォーム」の中から、なぜPUSHLOG/FALCONNECTを選ばれたのでしょうか？
経緯も含めて教えてください。

カーボンニュートラルに関する活動が社内で徐々に本格化する中、その一環として、工場・事業所のCO₂排出量削減に向けたエネルギーの見える化に取り組むこととなりました。そこで、元々「生産性向上」の活動で我々IT部門とつながりのあった「相生工場」をフィールドに電力監視の仕組みを構築していく方針となり、まずはその仕組みの検討が始まりました。

自社で内製することや、他のソリューションを導入することなど、複数の案を同時に検討し始めた中で、真っ先にテストできる状態になったのがPUSHLOGでした。実際にテストをしてみて、すぐに使える感覚が得られたことが、ソリューション選定における大きな決定要素となりました。

また、自社での事例を外部サービスとして提供する計画もあったことや、IHIグループ内で多数導入する計画もあったため、社内外へのPRとして本体にロゴを付けるというカスタム対応をGUGENさんに相談したところ、快く対応いただけました。ダッシュボードに対する機能要望に対しても柔軟に対応を進めていただくなど、単なる「ソリューションベンダー」としてではなく、プロジェクトを協力しながら進める「パートナー」として、ご一緒する流れが自然にできていきました。

意外と低かった導入の壁

とはいえ、クラウド活用やシステム導入に障壁はありませんでしたか？

確かにその様な懸念はありました。現在は、API機能を活用してPUSHLOGやFALCONNECTのクラウドデータを連携し、各拠点のエネルギー消費量データを一元管理するシステムを構築しています。この連携機能を含めた統合システム全体として、セキュリティ対応の社内調整を行ないました。

また、既に電力監視システムが導入されている工場も複数あり、それらの統合には少し時間がかかりました。省エネ意識や改善意識が強い工場ほどネットワークにつながっていない傾向にあり、個別管理されています。さらには、各工場でエネルギーマネジメントシステムを導入するベンダーが違っていたり、監視だけではなくフィードバック制御をかけているケースもあったりしたため、二重管理を極力回避する方向でプロジェクトを進めました。

様々な制約の中でも、PUSHLOGやFALCONNECTはシステムへの後付けを想定した仕様となっており、既存システムともほとんど干渉しないことがスムーズな導入につながりました。今ではシステムが統合され、一元管理が実現できるようになってきています。

携帯回線を使うため、電波が入らないという問題はゼロではなかったものの、モバイルバッテリーにつないで電波状況をチェックする自作キットを活用して進めました。工場内で携帯回線の電波が入らないという問題は、実際ほとんど発生しませんでした。

システム構成図
システム構成図

具体的な収集データについて

収集されているデータについてもう少し詳しくお聞かせください

工場全体、配電盤、設備など工場によってフォーカスしたい内容に合わせて電力監視対象を選定しています。監視対象については、トップダウン・ボトムアップ両方から多くのアイデアを集めて進めており、コンプレッサーや空調など生産設備以外のユーティリティ設備も監視しているケースが増えています。

収集データ

収集データは基本的に「電力量」「電流」などの基本的な情報ですが、電力監視をすることによって多くの副次的な情報も得ることができます。例えば溶接機の電流や電力を監視をすることで、溶接機の稼働時間情報が得られると考え、それらの情報の利活用も検討したことがあります。また、エアの圧力や流量、熱処理炉の個別コンポーネント（ポンプ、ヒーター等）の電流や電力量など多様なデータも取得して活用しています。仕組みは本社側から提供していますが、データ取得や活用は工場が主体となって、どんどん活用範囲が広まっています。

導入効果と波及効果

導入効果はいかがでしょうか？
数字に表れない波及効果などもあればお願いします。

パイロット工場として位置付けていた、相生工場の導入効果がわかりやすいです。主電源の他、大きな電力を消費する各種機械加工設備やコンプレッサーの電力量データを組み合わせて活用し省エネ活動につなげていった結果、2019年度比でCO₂排出量1%削減が実現できました。

BIツール

数値に見えない波及効果も挙げられます。一般的には、環境対応活動やIT活用の動きは現場にあまり興味を持たれないケースも多いのが実情です。しかし、今では導入効果が明確になり、現場での工夫が確実に改善につながることが理解され、多くの方に関心を持っていただいています。

関心の高まりと相まって、環境対応に対するマインドが高まり、各工場の環境担当者のプレゼンスもあがりました。エア漏れ検知機を導入して工場内をパトロールするなど、活動範囲も、活動から得られる効果もどんどん広がりを見せています。導入を進めた立場としてはとてもうれしい流れです。

サービス全体として評価いただいたポイントと今後の展開

ここまでの導入を振り返って、改めてどのような評価をされていますか？

結論からいくと、PUSHLOG/FALCONNECTを選定して良かったです。製品やサービス自体が非常に簡単かつ手軽に使える製品であるうえ、企業としての対応も相談があった際の対応が丁寧で助かっています。

導入時の「2年間の通信・クラウド利用料込」という、料金形態も魅力的でした。2022年夏ごろから導入が始まったので、ちょうど2024年で2年が経過し、通信機能を継続使用するためには契約更新が必要なのですが、順次契約更新も進めており、さらに活用したい現場も増えてきたので、追加注文も予定しています。

最後に、今後の展開について教えてください

省エネ活動においては、データに基づいた現状把握および削減策検討が重要となることから、電力量監視の活動をベースに、拠点、設備など監視対象のさらなる展開を予定しています。正確なデータを基に現場と対話をすることは非常に大切で、その重要性はこれからも変わりありません。海外もマレーシアだけではなく、インドネシアや他の拠点にも展開を予定しています。

また、電力監視の次のステップとして、生産ラインの稼働データ、その他管理しているデータを組み合わせて分析することで、現場の根本的な生産性向上につなげることも狙っています。生産性の向上は、巡り巡って生産単位あたりの消費エネルギー低下にもつながるため、「電力量監視」を起点にして、良い循環が生まれると期待しています。最終的には生産現場の改善だけではなく、サプライチェーン全体の情報と組合せることで、さらなる情報利活用につなげていく予定ですつながることを期待しています。

「カーボンニュートラル実現」がPUSHLOG/FALCONNECT導入の背景にあったのですが、それだけにとどまらない活用をしていけると考えています。

会社情報

株式会社IHI

https://www.ihi.co.jp/

事業内容
日々の生活を支える製品から、宇宙の領域まで
新たな価値をつくりだす4つの事業領域

創業から170年以上、造船で培った技術をもとに事業を拡大し、今では「資源・エネルギー・環境」「社会基盤」「産業システム・汎用機械」「航空・宇宙・防衛」の4分野で事業を展開。暮らしの中の道路や建物、交通システムから、各分野における最先端の技術・製品まで。これからも広がり続ける私たちの事業でみなさまの生活のお役に立ちたいと思っています。

株式会社IHI

TOYOTA トヨタ自動車株式会社様
での採用事例紹介

多くのツールから比較検討、たどり着いたPUSHLOGで在庫管理、
設備管理をカイゼン

トヨタ自動車様では、PUSHLOGを活用してさまざまな現場データを収集・活用することで業務改善につなげており、今後の全社展開も見据えて導入が進んでいます。エンジンを製造する上郷工場では、部品在庫管理と設備監視にPUSHLOGを活用し、目に見える効果が現れはじめています。

PUSHLOG

事例のポイント

  • 現場主導での”見える化”に留まらず、外部システム連携でデータ利活用
  • 高いセキュリティレべルにより、クラウド利用の障壁もスムーズにクリア
  • 在庫管理、設備管理を起点に、活用事例を続々横展開へ

導入状況

トヨタ自動車上郷工場では、多くの自動車用エンジンの製造を行っており、エンジンブロックやシリンダヘッドなどの鋳造、部品の機械加工、完成品までの組付が行われています。本事例ではPUSHLOGを活用している「部品の在庫管理」「設備監視」の２例をご紹介します。

活用事例①：部品の在庫管理

製品にあわせて数十種類から部品を選択し、組付ける工程において、各部品の使用量監視用途でPUSHLOGを活用しています。PUSHLOG導入前は、物流専門チームが定期的に部品使用量を確認して在庫量を調整していましたが、この処理の自動化・可視化にPUSHLOGが活用されています。

システム構成図
システム構成図

導入効果

PUSHLOG活用により、部品使用の傾向データがリアルタイムにわかるようになりました。適正在庫の自動算出や在庫切れの防止が実現でき、工数削減や工程の安定稼働に役立てていただいています。シンプルな「見える化」までを非常に簡単に構築できる上、取得したデータと外部システムとの連携など、自由にデータが利活用できる点を評価いただきました。

波及効果

従来、発注量計算は基幹システムからのデータ取得など含め、慣れていないと非常に難しい業務であったことから、特定の方が担当していました。PUSHLOGの活用で発注量算出が楽になり、属人化の回避も実現されました。他の類似工程や、仕入れ先企業への展開による波及効果も期待できます。

活用事例②：設備管理（クーラント供給監視）

複数台の加工機に対して、自動クーラント供給ができるシステムにPUSHLOGを活用いただいています。システムを制御するPLCと接続し、クーラント濃度や量などを可視化、データ化し、クラウドでリアルタイム管理ができるようになっています。

システム構成図
システム構成図

導入効果

従来は濃度計を使用して手作業で濃度や量を管理・記録していた作業を、PUSHLOGを用いる事で一定周期かつ自動で行うことができ、インターネット環境と閲覧権限があれば、どこからでもノートPCでリアルタイムに閲覧できるようになりました。

現場で活用いただいているPUSHLOG
PUSHLOG

波及効果

濃度、量などのクーラントの蓄積データと、加工機に関する他のデータを突き合わせて変化点をつかみ、加工機に何があったのかの分析に活用することなどが想定されます。加工機は多くの工程で使われているため、横展開も予定されています。

比較検討の結果たどり着いた
「PUSHLOG」

今回の2つの事例では、いわゆるデータロガーを活用する案や、PCを設置してログを取る方法などとも比較検討した結果、PUSHLOGが採用されました。最も評価いただいた点は、「シンプルで使い勝手が良い」という点です。

一般的なデータロガーとの比較では、簡単に接続でき、場所やデータ容量の制約もほとんどなく、Webブラウザでリアルタイムデータが閲覧できるので、「圧倒的に手軽」という点を評価いただきました。また、PUSHLOGは通信に携帯回線を利用するため、PCを社内ネットワークに接続して活用する場合と比べ、システム関連部署との調整や申請の工数を含めたコストが大幅に低下できる点も採用のポイントになっています。ブラウザでデータ閲覧ができるので、関連担当者が増えた際なども簡単に対応がでる点も評価をいただいています。

「クラウド接続」という導入障壁

一般的に製造業では、「クラウド接続」に対して大きな障壁があると思われています。トヨタ自動車では、サービス提供事業者としてセキュリティ認証を受けていれば、セキュリティチェックの手続きは大幅に簡略化でることから、ISOの情報セキュリティ認証を取得し公表しているGUGENのPUSHLOGは、大きな障壁も無く、スムーズに導入いただけました。

サービス全体として評価いただいたポイント

例えば「（2年間の）通信費用込みで10万円以下・前払い」という価格設定は、製造現場での予算や支払い手続きの事情をとても良く考えているとの評価をいただきました。

また、「エンジニアの問い合わせ対応も親切で、導入がスムーズにできた」「要望対応なども含め、現場を向いたサービス提供を、企業として取り組んでいることが伝わってきた」「活用事例を他工程や他工場にも共有して、さらなる展開を加速していきたい」という、うれしい評価もいただきました。

会社情報

トヨタ自動車株式会社

https://global.toyota/jp/

事業内容
自動車の生産・販売

トヨタはあらゆる事業活動を通じて、豊かな社会づくりに貢献し、すべてのステークホルダーから信頼される良き企業市民を目指しています。

トヨタ自動車株式会社

PLCのリモートメンテナンス

普段業務している場所と設備の場所が離れている場合、トラブル時やメンテナンス時に都度訪問する必要があります。セキュア接続機能を使うことで遠隔からPLCのラダーモニタや読み書きなどの操作ができます。

PLCのリモートメンテナンス

取り付け・活用方法

設備に取り付けられているPLCをEthernetで接続。セキュア接続機能にて遠隔地PCからPLCにアクセスし、普段お使いのラダープログラム編集ソフトからPLCのラダー読み出し、モニタ、書き込みが可能です。
外部アクセスの禁止・許可状態を切り替えることで、設備稼働中に外部からアクセスされないようにすることもできます。

PLCのラダーモニタや簡単なプログラム変更を行いたいときに、現場に向かう必要なく遠隔地から実行でき、メンテナンスの時短に繋がります。

システム構成図

PLCの遠隔ラダーモニタの様子は、下記動画でも紹介しておりますので合わせてご確認下さい。

タッチパネルの遠隔操作

リモート監視において、設備のタッチパネルの画面を現場ではなく事務所など離れた場所から取得することができます。
画面操作やアラームクリアなどの操作も可能です。

タッチパネルの遠隔操作

取り付け・活用方法

設備に取り付けられているタッチパネルをEthernetで接続。セキュア接続機能にて遠隔地PCからタッチパネルにアクセスし、画面データをPCに取り込みます。
※タッチパネルにVNC ( Virtual Network Computing ) 機能が搭載されている必要がございます。

現場の状況確認や、アラームクリアなどの簡単な操作を行いたいときに、現場に向かう必要なく遠隔地から実行することができ、メンテナンスの時短に繋がります。

システム構成図

VNCビューワ用のWindowsアプリケーションソフトを使うことで、リアルタイムなタッチパネルの画面データをPC上に表示させることが出来ます。

VNCビューワ

製造ラインのデータ収集

ラインの各設備ごとに搭載されているPLCからデータを収集し、稼働・停止状態を管理・集計します。PLCのメーカーが混在していても1台のゲートウェイで対応可能です。

製造ラインのデータ収集

取り付け・活用方法

各設備内に使用されているPLCをハブ等を介してEthernetで接続。既にローカルネットワークが構築されている場合は、後付けでゲートウェイのEthernetケーブルを挿すだけで、PLCのデータを収取出来ます。

システム構成図

各設備から取りこんだデータは下記のようなダッシュボード上で確認・監視することが可能です。
設備の稼働状態をガントチャート表示したり、トラブル要因を円グラフで集計することができ、これらのレイアウトはお客様にて自由にカスタマイズ可能です。
また、ページを追加することも出来るので、用途ごとにページを分けることも出来ます。

ダッシュボード上で確認・監視

DMC Co.,Ltd. 株式会社ディ・エム・シー
白河工場

乾燥機の温度監視

ガラス洗浄後の乾燥工程では、温度によるダメージから製品を守るために規定の時間でしっかりと乾燥させることが品質のためには重要です。

乾燥機の温度監視

取り付け・活用方法

三菱電機製PLC Qシリーズに温度センサ（熱電対）を接続。乾燥機の温度にバラつきがあるため、上段/中断/下段3点の温度を計測。

規定時間で温度を目標値に到達させることが品質に関わるため、温度と到達時間を確認するためにデータ収集を行います。オペレータが常時いる場所ではないため、オペレータは遠隔で乾燥状態を監視することができます。到達時間に異常がある場合は、メールで検知しすぐに現場へ状態確認に行くことができます。

  • 1分間に1回、温度データをクラウドに自動送信
    1分間に1回、温度データをクラウドに自動送信
  • クラウドに保存されたデータは、専用のViewerですぐに確認。CSVファイルでダウンロードも可能。
    クラウドに保存されたデータは、専用のViewerですぐに確認。CSVファイルでダウンロードも可能。

PUSHLOG導入前

PUSHLOG導入前

定期的にオペレータが乾燥の状態を確認、その状態を紙に記録。通常オペレータは別工程にいるため、記録の度に乾燥機が置いてある場所まで移動する必要がありました。

PUSHLOG導入後

PUSHLOG導入後

  • データは設定周期ごとに記録されるので、製品ごとにより詳細なデータが取得可能。
  • 異常時はメールで通知されるので、定期的な巡回が不要。
システム構成図

メッキ洗浄ラインのプロセス監視

メッキの洗浄工程はシビアなphコントロールが必要となります。PUSHLOGを利用すれば、簡単にph情報をクラウドに保存することができます。
異常時には、メールでアラーム通知を出すことができます。
データはクラウドに保存されているため、現場担当者だけではなく、品質保証担当者など複数の部署で簡単に共有することが可能です。

メッキ洗浄ラインのプロセス監視

会社情報

株式会社ディ・エム・シー
事業内容
タッチパネル及び同関連機器の開発製造販売
生産拠点
福島、インドネシア
株式会社ディ・エム・シー

ディ・エム・シーはタッチパネルの専門メーカーとして、1990年代初頭より一貫して産業機器市場を中心に、医療機器市場、 KIOSK市場など様々な分野へタッチパネルデバイスを提供。タッチパネルの黎明期ともいえる時代から積み上げた経験、 技術、品質、きめ細かいサポートが評価され、長年に渡り国内の産業機器市場においてトップメーカーとしての地位を確立しています。

また国外においても、ヨーロッパを中心に20年以上に渡りタッチパネルビジネスを展開しており、世界中でファンを獲得しています。 ディ・エム・シーは抵抗膜方式と静電容量方式という、市場において最も多く採用されているタッチパネル方式を製品化しており、 タッチパネル需要の多様化がますます進む現在においても、幅広いお客様のご要望に応えています。

株式会社ディ・エム・シー

恒温槽の温度監視

恒温槽に取り付けた温度センサのデータを常時収集することで、異常時にすぐに気づくことが出来ます。また、結果のトレーサビリティにも役立ちます。

恒温槽の温度監視

取り付け・活用方法

熱電対や温度センサを測定箇所に取り付け、温度を計測。
測定箇所が分散している場合は有線接続の他に、無線接続して各子機から親機にデータを集約することも可能です。

これまでは現場で都度確認していた恒温槽の状態を遠隔から監視することで、異常があった際にすぐに気づくことが出来ます。また、CSVファイル形式で出力されたデータを後から確認することで、正しく実験が出来ていたかどうかのトレーサビリティに使用することも可能です。

システム構成図

測定データの保存と異常監視

PLCで制御している設備であれば、設備の稼働状態や測定データ、異常状態などを遠隔地から監視したり、メールで異常を通知することができます。

測定データの保存と異常監視

取り付け・活用方法

制御用のPLCに後付けでゲートウェイを設置。従来の制御には影響することなく、必要な情報のみを遠隔地から監視することが可能。

設備の稼働状態や稼働パラメータ、寸法測定や検査のデータをクラウド経由で保存することが出来ます。
また、NG品が発生したり、設備自体に異常が発生した場合には、メールでご担当者様に通知することですぐに対応することが可能です。

システム構成図

ポンプ用モータの運転状態監視

負荷電流の測定や異音確認など、定期的な点検を必要とするモータを常時遠隔監視することで、適切なタイミングでメンテナンスできるようになります。

ポンプ用モータの運転状態監視

取り付け・活用方法

後付け可能な電流センサや振動センサを既設のモーターに取り付け、電流値や振動値を計測。
計測した値はModbus経由でゲートウェイに取り込み、クラウド経由で遠隔地から監視可能。

定期点検の手間を削減することで、トータルでのコストダウンが可能です。
また、これまでは紙で管理していた数値をデータ化し分析することで、将来的には予知保全などに繋げることもできます。

システム構成図

異常振動を検出したらアラームメールを送信することで、タイムリーに異常に気付けます。

アラームメール

浄水場の遠隔監視

浄水場や工場の水処理設備などにおいて、水位や水温、Ph値などが重要管理項目となっています。
遠隔データ収集に切り替えることで定期巡回で確認する作業を減らすことが可能です。

浄水場の遠隔監視

取り付け・活用方法

温度や湿度、PhやDo(溶存酸素)などのセンサからのアナログ信号(4-20mA)をModbus対応のアナログ入力モジュールでアナログ→デジタルに変換。取りこんだ値はクラウド経由で遠隔地から監視可能。
Modbus対応のセンサであれば計測値以外にもエラー/アラーム信号なども取得可能なほか、設定値の変更やOn/Offの制御も遠隔地から行うことができます。
携帯回線を使用しているため、ネットワーク環境が整っていない場所でも初期投資を抑えて導入できます。

従来であれば定期巡回で確認していたデータも遠隔で見れるようになり、コストや時間の削減に繋がります。

システム構成図

汎用のModbus機器であれば、PLCのようにプログラムを作成して頂く必要もございません。
機器を配線し、ツール上から簡単な設定をして頂くだけですぐに運用していただけます。

設定画面と収集データ確認画面
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